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佐藤 正泰; 三浦 幸俊
プラズマ・核融合学会誌, 74(5), p.448 - 454, 1998/05
将来の原型炉以降の核融合炉材料の候補に低放射化材フェライト鋼がある。JFT-2Mでこのフェライト鋼を用いた先進材料プラズマ試験(AMTEX)を行う計画である。この計画は、トロイダル磁場リップル低減試験とフェライト鋼-プラズマ試験からなる。トロイダル磁場リップル低減試験は、国際熱核融合実験炉(ITER)における粒子と高速中性粒子入射(NBI)粒子の損失低減の課題を、フェライト鋼とプラズマとの整合性試験は、Hモードのような高性能閉じ込めプラズマへのフェライト鋼の影響を、評価する。現在までに得られた数値解析によれば、真空容器近くにフェライト鋼を適切に設置することにより、プラズマ領域全体に渡ってリップル率は減少し、プラズマ境界で1.8%から0.8%へ減少する。フェライト鋼製真空容器に現実的なポートを設置した場合も同様に、リップル率を低くすることができる。この計画の現状と課題について述べる。
佐藤 正泰; 三浦 幸俊; 木村 晴行; 山本 正弘; 小池 常之; 中山 武*; 長谷川 満*; 浦田 一宏*
Fusion Technology 1998, 1, p.545 - 548, 1998/00
JFT-2Mでは、フェライト鋼(FB)を用いてリップルの少ないトロイダル磁場(TF)を生成し、リップル捕捉粒子の損失を低減する先進材料プラズマ試験を行う計画である。今までの解析によれば、FBを真空容器(VV)とTFコイル(TFC)の間に全セクション設置することにより、リップルは下がり、プラズマ周辺では磁場構造が著しく変化し、TFCの数(NTF)の2倍のトロイダルモード数(STM)の磁場が発生することが分かっている。このSTMはリップル捕捉粒子の輸送に対して悪い影響を与えることが予測され、STMを抑えつつ、NTFのモードを減らすことが必要であり、それには、FBをVVより遠ざけて厚いFBを設置することによって可能であることが分かった。又FBを1~2箇所のトロイダルセクションに挿入した予備的な実験を行った。この場合、プラズマ生成や閉じ込めに悪い影響は見られていない。